2021年1月14日木曜日

第215回研究会のご案内

 第215回東海病院管理学研究会のご案内

事前参加申込はこちら(Peatix)
(2月19日 18時00分まで )
事前参加申込が必要です。当日申込みはありません。
定  員:90名(お申込状況により、定員数を変更する可能性があります。定員に達している場合は事務局までお尋ねください。)

ポストコロナ時代の病院管理の変革の必要性

~ 建築と運営の今後のあり方を展望 ~


コロナ禍は、これまでの生活や働き方、制度や仕組み、そして建築や都市のあり方に大きな変革をもたらしつつある。病院の運営管理や建築・設備にも新たな提案と実践が求められている。

病院においては、感染症患者とそれ以外の患者やスタッフがどのように安全に共存できるかが大きな課題である。感染症対策としては、ソーシャル・ディスタンシングによる対人距離を確保することや、物理的空間としても空気環境としても病院内でゾーンを分離することが有効である。

一方で、いまも病棟では多くの患者が共同で生活し、スタッフは診察や介護のために多くの患者に接している。スタッフも病棟のセンターにて密集して業務を行い、病室から病室へと忙しく巡り歩く。外来診療部門も中央診療部門、検査部門でも毎日多くの人々が接している。
既存の病院で、非常時の診療・看護体制の変化に応じた感染症対応の病室確保ができる病棟計画がなされていたり、個別の病棟や病室を空気環境として陰圧にできたりするような事例は数少ないだろう。

いま必要なことは、各病院の管理者が、非日常的な対策からウィズ・コロナの日常(ニューノーマル)に向かうことを見据え、病棟や病室の現状配置がゾーン分離に対応できるのか、病院内の患者・スタッフが適切な距離確保や感染防御対策ができているのか、適切に計画通りの外気導入がなされているか、(省エネ対策で)運用上絞った外気量に対して適量が確保されていることを確認したか、といった様々な視点から、自らの病院を真摯に把握し見直すことである。そして、新たな働き方、新たな滞在の仕方に沿った環境づくり、設備環境に沿った病院の計画とその運営を見直していくことであろう。

今回の研究会では、病院管理(ファシリティマネジメント)の観点から東京大学名誉教授の長澤泰先生に基調講演をお願いし、医師の立場で岐阜大学医学部教授の馬場尚志先生、さらに建築設計者の立場から久米設計の高橋創氏の講演をお願いし、参加者とともに議論を深め展望を見出す研究会としたい。

趣旨説明
谷口 元
(名古屋大学名誉教授)

基調講演 コロナと病院のファシリティマネジメント(仮)
長澤 泰
(東京大学名誉教授、工学院大学特任教授・名誉教授・共生工学研究センター長) 

講演1 感染制御の課題と病院建築 ~“withコロナ”とともに将来を見据えて~
馬場尚志
(岐阜大学医学部附属病院生体支援センター 教授・センター長)

講演2 コロナ禍での病院における設計対応とこれからの病院計画(仮)
高橋 創
(株式会社 久米設計 設計本部 医療福祉設計部 統括部長)

質疑応答

司 会: 恒川和久 (名古屋大学 工学部 准教授)
日 時: 令和3年2月20日()13時〜16時(受付12時30分〜)
場 所: オンライン開催 *配信方法は後日連絡
参加費: 東海病院管理学研究会会員ならびに日本医療・病院管理学会会員 無料/その他 2,000円

配信方法等は、後日(2月15日頃)事前申込みをされた方にメールで連絡いたします。

定  員:90名
(お申込状況により、定員数を変更する可能性があります。定員に達している場合は事務局までお尋ねください。)

事前参加申込はこちら(Peatix)
(2月19日 18時00分まで 延長しました
事前参加申込が必要です。当日申込みはありません。